何かが聞こえる―――――――



 

     これは―――――――  

     

 

         ―――――――波の音?  

 

  

         

 

       「ん・・・・・・」

 

  

 

托人は目を覚ました。

見えるのは,見慣れない部屋。そして・・・・

「圭一・・・・・?」

 

  

その声に反応して,若王子が托人の方を向いた。

 

  

「おはよう托人。随分長く寝てたね。」

 

  

「まあな。って,誰のせいだと思ってるんだよ・・・・・////」



 

   いきなり真っ赤になった托人を見て,若王子がくすっと笑う。

「本当に,托人は可愛いな。昨日のことといい・・・・・」

 

  

そこで,托人が若王子の言葉を遮る。

「うっ・・・・うるせぇ!!/////」

 

  

そう言うと,托人はそっぽを向いた。

托人の身体には,昨晩の情事の痕がまだ残っていた。

 

  

若王子は,窓に向き直った。

 

 

    

      「見てごらん,托人。海だよ。」

 

  

「っ・・・・・何だよ・・・・」



 

   托人も窓の方を向く。

次の瞬間,若王子は托人を後ろから抱きしめた。

「なっ・・・・ちょっと・・・・・////」

 

  

「良いじゃないか。別に。」

「ったく・・・・」

すっかり若王子のペースにはまっている托人であった。

            「・・・・・・今日は仕事ないよな?」

 

  

 

「ん?そうだけど,どうかした?」

托人が上目遣いで若王子の方を見る。

 

  

「何か波の音聞いてたら眠くなっちまって。

 寝ても良いか?」

「ああ,良いよ。」

托人は,もぞもぞとベッドに潜り込んだ。

「じゃあお休み。圭一。」

 

  

すると,托人はすぐに寝てしまった。

「・・・・・・・お休み。托人。」

若王子は,そっと托人に口付けた。

     

 

       静かな部屋―――――――

           聞こえるのは――――――  

 

    

      ――――――波の音と かすかな寝息だけ――――――

     

 

    

 

     *遺言(?)* 自分甘党ですから(笑) 若王子先生のキャラが違う・・・・・ もう少し頑張ります・・・・・by紅葉

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